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2005年7月28日 (木)

Cafe ODARA

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台風が過ぎて、青い空中がビカッと光っていた昨日は、茅ヶ崎まで行ってディモンシュ・スタッフだった次郎さんが始めたCafe ODARAへ。駅で電話したら、次郎さんが道の角まで迎えに来てくれました。ステキ。お店の詳細は、今月のカフェ・スイーツに載っているので、気になる方は読んでみてください。すっごく心地のよい空気が流れていて、どこにもかしこにも、次郎さんと奥さんのムードが溢れていて、とてもとてもよいカフェでした。ちょっとブームにのってその気になって始めましたってなカフェとは違う、まっとうさが感じられました。コーヒーも、とてもとてもおいしくて、バーバラ・アイガンに頼んだというカップの底に、飲み干すと出てくる音符のマークがサプライズ。また、ニクいなぁ~!

そんでその前の日の、思ったよりもなんともなく過ぎていった台風の日に、ベッドで一気読みしたリリー・フランキーの『東京タワー』。号泣して、次の日まで目がはれていた。いやぁ。ものすごかった。この生まれてきた感情をうまく説明できないのがもどかしいけど、これを読むのと読まないのとでは、人生が違ってるかもしれないって位、素晴らしかった。

リリーさんとは1度雑誌の取材で、前勤めていた学校のときに会ったことがあった。リリーさんと同じ学校だった料理研究家の方からの連絡で、「リリーさんがお菓子作りをしたいらしい」というので、学校に撮影に来ることになった。リリーさんの本も何冊か持っていて、リリーさんの書くコラムや、リリー君とかのイラストが好きだった私は、かなりウキウキと、そしてヘラヘラと仕事をしていたような気がする。ちょうど学校にパリジェンヌの女の子シェフがいる時だったので、女の子が好きそうなリリーさんにはぴったりだ!とその企画自体が相当面白いシチュエーションだった。私はそのときその通訳&アテンドに入っていた。遅刻癖で有名なリリーさんはやっぱり遅れてきたけど、私はそんなことをいろんなコラムで窺い知っていたので、「リリーさんらしい!」と、さらにちょっとうれしくなったりもしていた。アホだ。台風が過ぎる間、その本を読みながら、その頃のことを思い返してみた。たぶんそれは2001年の春頃だったんだと思う。そう考えると、大変な時だったのかなぁ。いちごのタルトを作った記憶があるので、きっと春だったんだと思う。なんか、私ってば、ヘラヘラしてて、ものすごく申し訳なかったなぁって気持ちになる。かなり個人的な思い出に勝手にシンクロさせて、すごくツライ気持ちになった。でも、やっぱり本を読んだ後、じんわりじんわり温かい気持ちになる、そんな本で、懐の深さっつうか、この作品のすごさを感じた。この本は絶対この後もっともっと話題になって、リリーさんは、今いるところから、すごく違う場所にいく人になるんだなぁ・・・と予感もしつつ、エラくなっても、面白いことをずっと書いてほしいなぁと思うのでした。で、ナンシー関とリリーさんの連載のまとめたのでも、ナンシーさんが突然亡くなって、リリーさんが寄せた文章が最後に出ていた。とてもとてもココロに沁みる文で、ちょっと泣いちゃったってことも思い出した。リリーさんがこんな人だと思わなかった・・・っていうのは、ものすごくいい意味で、ますますリリーさんのことが気になる私なのでした。

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